2023/9/21
災害時にあると助かるのが備蓄です。食料品や日用品を備蓄しておけば、非常時も安心できます。とはいえ初めての場合は何をどれくらい準備すればよいのか悩んでしまうものです。
本記事では、備蓄が初めての方に向けて、おすすめのアイテムと気を付けるべきポイントをご紹介します。最近話題のローリングストックに関する情報もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
災害が起きたとき、最優先すべきなのは身の安全の確保です。ただし地域で指定している避難所にとりあえず避難するのだけが正解ではありません。
築浅の住居や高層タワーマーションなどに住んでいて、災害時に大きな影響を受けていない場合であれば、避難所に行かずに自宅で生活できることもあります。
自宅で避難生活を送ることを、「在宅避難」といいます。自宅はプライバシーが守られている上に、住み慣れた環境なので避難所生活と比較するとストレスは少ないでしょう。
非常時は食料品や日用品は物流が止まってしまい、普段どおりに購入するのは難しいもの。災害が起きたときの在宅避難で困らないためには、日頃から備蓄をしておく必要があります。
備蓄が必要なことは理解していても、初めての場合は何を準備すればよいのか迷ってしまうでしょう。ここからは、備蓄初心者向けに用意しておくとよいものをいくつかご紹介します。
● 水
● 乾物・レトルト(汁物やソース類を含む)
● 缶詰・米・麺(パスタ・乾麺)
● 非常食セット
普段どおりの生活に戻るのに時間がかかることもあるため、家族が好きなものかどうかを意識しながら選んでおくとよいでしょう。
● ライト(懐中電灯やランタンなど)
● ラジオ
● 衛生用品(マスク・除菌シート・消毒液・歯ブラシ・液体ハミガキなど)
● トイレ用品(携帯トイレ・トイレットペーパー・凝固剤)・ベビーオイル・新聞紙・ゴミ袋)
● 調理器具(カセットコンロ・ラップ・アルミホイルなど)
● 季節別用品(カイロやボディシート)
● 常備薬
● かかりつけ医の処方箋のコピー
他にも、乳幼児がいる場合はオムツやミルク、お気に入りのおもちゃ、ペットがいる場合はエサやトイレシートなど必要なものを準備しましょう。
ローリングストックという言葉を初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。
ローリングストックとは、日常的に消費している食料や日用品をいつもよりも少し多めに購入して備蓄する考え方です。単に非常食を備蓄するのではなく、スーパーなどで買える食べ慣れた食料品などを備蓄するというのがポイントになります。
賞味期限が近づいてきたら消費し、新しいものと入れ替えることで、各家庭にとって必要な量を維持しながら管理できます。
日常的に消費するものを備蓄するローリングストックは、消費スピードが非常食よりも早く、賞味期限を管理しやすいため、フードロスを防ぎやすいメリットがあります。
また非常食は金額的に高価な物が多く、購入を迷ってしまう方もいるはず。その点ローリングストックは、スーパーに行けば手に入るリーズナブルな商品を活用できため、お財布にも優しいです。
ローリングストックには消費しながら備蓄するという特徴があるため、初めて挑戦する方でも失敗しにくく、楽しみながら始められる点も大きなメリットでしょう。
もしものときに備えるために、とりあえずは3日間、救援物資がスムーズに届かなかった場合も考えて理想は1週間程度のものを備えておきたいところです。
家族がどれくらいの量の食料品や日用品を消費しているのか把握し、1週間生活するために必要な量を考えてみましょう。
● 乾物
● レトルト食品
● 米
● 麺(パスタや乾麺)
● 汁物(お茶漬けや味噌汁など)
● 好きなお菓子
● 水
災害時は買い物に行けない場合が多いため、1週間程度であれば何とかしのげるだけのものを備蓄しておく必要があります。
家族が好きなものを中心に準備しておくと、非常時のストレス軽減にもつながるでしょう。
ローリングストックを循環させるためには、うまく収納できるかどうかが大きな鍵を握ります。
どこに何が入っているか、把握しやすいように収納することが大切です。
賞味期限の管理も簡単にできるようになり、適切な量を買い足したり、賞味期限の近いものを確実に使い切ったりしやすくなるでしょう。
例えば、ローリングストックするものは大まかに分類して保管するのがおすすめです。細かく管理してしまうと、初めのうちはよいかもしれませんが、徐々に面倒になってしまい続けられなくなってしまうかもしれません。半年以内に消費するかどうかを基準に、防災グッズとは別の場所に収納するとよいでしょう。
また家族が多い場合は、必要に応じて自家用車内に保管したり、コンテナを活用したりするのもおすすめです。家族の誰が見ても分かるように収納しておけば、非常時も慌てることなく必要なものを見つけられます。
災害時は住居の状態によっては避難所生活ではなく、自宅で避難生活を送る在宅避難になることもあります。
日頃から非常時に備えて食料品や日用品を備蓄するのはもちろん、食べ慣れたものを備蓄するローリングストックも準備しておけば、ストレスを軽減しながら避難生活が送れます。
備蓄が初めての方は、何を準備するとよいのか今回ご紹介した内容も参考にしてください。
愛知県名古屋市に本社を構え、創業明治3年からノベルティの制作・企画・提案を行っている歴史ある会社です。