コラム

防災ヘルメットの重要性と選び方のポイント

2022/3/24

防災ヘルメットは災害時に落下物から頭部を守ってくれるアイテムです。

商品によって強度や特徴が違うので災害時に最適な防災ヘルメットを探しましょう。

防災ヘルメットの必要性や重要性や選び方のポイントについてまとめてみます。

 

1 防災グッズで重要なアイテムは防災ヘルメット

防災ヘルメットは、災害時に体の中で最も重要な部分の頭部を守ってくれるアイテムです。

 特に大地震による災害では、家具の転倒や照明器具の落下が考えられます。

  神戸市消防局調査の「阪神・淡路大震災の3つの教訓」によると、

亡くなった人の原因で最も多いものは「建物倒壊」によるもので83.3%でした。

また、けがした人の原因の割合は「家具の転倒によるけが」が 48.5%、

「棚の上からの落下物によるケガ」は15.8%でした。

 もし大地震で頭に落下物が直撃してしまうと、致命傷や後遺症が残る重大なケガのリスクが高まります。

  事前に防災ヘルメットを備えておくことはとても重要なのです。

 

2 学校でも防災頭巾から防災ヘルメットに変わりつつある

未だに防災頭巾を使用する学校は多いですが、防災ヘルメットに変えている学校も少なくありません。

「防災頭巾では頭部を守れない」「ヘルメットの方が安全」と考える保護者が増えており、

  今後も防災ヘルメットを使用する学校は増えていくと考えられます。

  これまで学校が防災ヘルメットの使用をしなかった背景には、防災ヘルメットの収納が問題視されていました。

  しかし、近年は学生用に折り畳み式を開発するなど進化しており、収納問題も改善しているのです。

   災害から子供を守るアイテムになっているので、防災グッズで最も重要なアイテムであると考えています。

 

3 防災ヘルメットの選び方のポイント

次は、防災ヘルメットの選び方のポイントについて紹介します。

防災ヘルメットはそれぞれ素材が違うので商品によって特徴も異なります。

 

国家検定をクリアしている

まずは、国家検定をクリアしているか確認しましょう。ヘルメットには、厚生労働省が定めた国家検定に

合格したものがあります。 産業用ヘルメットと呼ばれるもので、

危険な場所や危険な作業から身を守れるか試験をしたヘルメットです。

国が定めた国家検定をクリアしたヘルメットは、耐久性が高いことが保証されるので災害時でも安心です。

 国家検定を合格したヘルメットには「労・検」のラベルが貼られるので、

強度が期待できる防災ヘルメットを求めるなら確認しましょう。

 

耐用年数と素材を確認する

防災ヘルメットはFRP製やABS製などがありますが、太陽の光によって年々劣化してしまいます。

以下に一般社団法人日本ヘルメット工業会による素材ごとの耐用年数です。

 

  • FRP製:6年
  • ABS製:6年

耐用年数もFRP製ABS製も6年です。

FRP素材 金属よりも軽く、耐食性・耐水性・対候性にすぐれている

ABS素材 耐衝撃性にすぐれておりリーズナブル

 

収納スペースにお困りなら折り畳み式がおすすめ

収納スペースが少なく置き場にお困りなら、折り畳み式の防災ヘルメットがおすすめです。

省スペースで収納できるので、少ない置き場で収納することが可能です。

 耐久性が気になりますが、国家検定を合格している商品なら安全性にも問題ありません。

 安心して災害用に使えます。

 

【まとめ】

災害時に落下物から頭部を守ってくれる防災ヘルメットは、防災グッズのなかでも非常に重要な

アイテムの1つです。 ものによって強度や特徴が違うので、国家検定の有無や素材、サイズなどを確認のうえ、

最適の防災ヘルメットを探しましょう。

 

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株式会社亀忠 編集部
株式会社亀忠 編集部

愛知県名古屋市に本社を構え、創業明治3年からノベルティの制作・企画・提案を行っている歴史ある会社です。