コラム

ペット防災の備え方

2025/7/14

災害時の準備品

ペット防災は、愛する家族であるペットの命を守るために欠かせない対策です。

万が一の地震や台風に備え、事前の準備が重要です。

 

ペット防災で大切な3つのポイント

 

1.同行避難が基本
  災害時はペットと一緒に避難する「同行避難」が原則です。避難所での受け入れ状況は、自治体ごとに異なるため事前に確認しておきましょう。

2.日頃のしつけと慣れがカギ
  キャリーバッグやケージに慣れさせ、人や音に驚かない練習をしておくことで、避難時の混乱を減らせます。

3.迷子対策を徹底
   マイクロチップ、迷子札付きの首輪、そして最新の写真の用意を。災害時に離ればなれになるリスクに備えましょう。

 

避難のパターン別に備える方法

災害時にペットを守るには、「どのように避難するか」によって必要な備えが変わります。

ここでは、3つの避難パターンに分けてペット防災対策のポイントを紹介します。

 


 

① 同行避難(避難所へ避難)

ペットと一緒に指定避難所へ避難する基本的なスタイルです。
事前に「ペット受け入れ可能な避難所」であるかを必ず確認し、各施設のルールも把握しておきましょう。

主な備え

・フード・水(最低3~7日分)、トイレ用品、キャリーバッグ、リード

・ワクチン証明書、常備薬、飼育メモ(性格や健康情報)

・迷子札、マイクロチップ、ペットの写真

家族内で「誰が連れて避難するか」の役割分担も決めておくと安心です。

 


 

② 同行避難(避難所以外の場所へ避難)

避難所に入れない、または環境が合わない場合、知人宅・車中避難・ペット同伴可能なホテルなどを選ぶケースです。
事前に候補となる避難先をいくつかピックアップしておくと、いざという時に慌てずに行動できます。

主な備え

・車内や宿泊先で使えるクレート、毛布、防寒・温度管理用品

・ペットの健康情報や緊急連絡先を事前に共有

・必要物資は持ち運びやすくまとめておく

避難先の住所や連絡先は、家族や自治体と共有しておきましょう。

 


 

③ 同行避難できない(ペットを置いて避難)

やむを得ずペットを自宅に残す場合にも備えが必要です。
長時間の留守を前提に、命を守るための環境整備をしておきましょう。

主な備え

・自動給餌器・給水器、食料や水を数日分以上設置

・ケージや部屋の安全確保(落下物対策、誤飲防止)

・連絡先や飼育情報を記載したメモをケージや玄関に貼る

・信頼できる近隣住民に鍵や世話の依頼ができる体制を整える

このパターンは最終手段であり、可能な限り同行避難が望ましいです。

 


 

名古屋市のペット防災ガイド(公式)

名古屋市では、災害時にペットとの同行避難を原則推奨しています。
各避難所の対応や必要な持ち物については、市の公式情報をご確認ください。

https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000006157.html

外部リンク:名古屋市公式サイト

 

📌ポイント

・すべてのケースに備えておくことが理想的

・避難パターンごとに必要な備えを一覧で可視化することで、漏れなく準備可能

・チェックリストは定期的な見直しが大切です

・家族間での役割分担を確認しておきましょう

 

ペットは大切な家族の一員です。

災害時も安心して過ごせるよう、日ごろからの備えと心構えを大切にしましょう。

いざという時に「守れてよかった」と思えるよう、今できる準備を始めましょう。

株式会社亀忠 編集部
株式会社亀忠 編集部

愛知県名古屋市に本社を構え、創業明治3年からノベルティの制作・企画・提案を行っている歴史ある会社です。