2025/9/8
南海トラフ地震が発生した場合、広範囲に甚大な被害が想定され、
ライフラインの復旧には長期間を要すると言われています。
電気・水道・ガス・物流が止まる中で、自分と家族を守るには十分な備蓄が不可欠です。
では「何日分」を目安に備えればよいのでしょうか。
内閣府は最低でも3日分の備蓄を推奨しています。
しかし、南海トラフ地震では被害規模が非常に大きく、
行政や救援物資が届くまで1週間以上かかる可能性が高いと考えられています。
そのため、防災士の立場からは最低7日分、可能であれば10日分以上の備蓄を準備することを強くおすすめします。
特に水は1人1日3リットルが目安。
食料は温めずに食べられる缶詰やレトルト食品、栄養補助食品を組み合わせると安心です。
加えて、携帯トイレや常備薬、簡易調理器具も忘れずに準備しましょう。
【家庭向けおすすめ備蓄リスト】
品目 | 目安 | ポイント |
水 | 1人1日3L×7日分以上 | 飲料用と調理用を分けて確保 |
食料 | 主食・レトルト・缶詰・栄養補助食品 | 温め不要のものを優先 |
トイレ | 1人1日5回分以上 | 長期断水に備える |
医薬品 | 常備薬・救急セット・解熱剤・冷却シート | 個人の持病や体調不良に備える |
情報手段 | ラジオ・モバイルバッテリー | 停電時でも使える物を用意 |
【企業向けおすすめ備蓄リスト】
品目 | 目安 | ポイント |
水・食料 | 従業員1人×3日分以上 | 帰宅困難者対応を考慮 |
トイレ | 従業員1人1日5回分以上 | 長期滞在を想定 |
帰宅困難者用品 | 毛布・簡易ベッド・救急セット | 防暑、防寒の備え |
災害用品 | 蓄電池・発電機・懐中電灯・ラジオ | BCP対策の要 |
備蓄管理 | 定期的な入替・点検 | 使用期限切れを防ぐ |
家庭は7日以上、企業は従業員×3日以上+帰宅困難対応です。
また、熱中症対策として、冷感タオル、うちわ、ハンディ扇風機、塩分補給などもあればいいと思います。
季節に合った準備と定期的な見直しが、命と事業継続を守ります。
今できることを、今しましょう!
愛知県名古屋市に本社を構え、創業明治3年からノベルティの制作・企画・提案を行っている歴史ある会社です。